日中英の3ヶ国語で、人生を3倍楽しもう

自分が話せる日中英の3ヶ国語について、習得体験と日々の気づきを記録したくてこのブログをはじめました。もし誰かの役に立てたら、とても嬉しいです。

精読+多読で相乗効果てきめん!

精読多読はご存知でしょうか。

 

精読とは厳選した教材で、わからないことがないようにじっくり、徹底的に読むことです。

多読の場合は、自分のレベルに合ったものをたくさん読むことです。

(あくまでも個人的な解釈ですが)

 

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身近に例えると、学校勉強で行われるのはほとんど精読と言えるでしょう。

暇なときに、好きに読むことは多読に当たるでしょう。

 

精読と多読を組み合わせることによって、より楽しく、効果的に学ぶことができるのです。

 

では、どのようにすればいいのでしょうか

私自身がいつもしていることをご紹介したいと思います。

 

まず、多読について、

最近、国際ニュースやビューティー(ファッションや美容)に興味があって、普段はよくCNNやABCニュースを聞いたり、読んだりしています。

また、ビューティーに関しては、Youtube英語圏のYoutuberの動画を見たり、海外のウェブサイトを閲覧したりしてます。

それから、海外ドラマやTEDトークを英語で見ています。

精読に関しては、TOEICアルクの教材、また単語帳を使っています。

 

それぞれに使う時間配分ですが、精読は1日に10~15分ぐらいです。休みの日は30分ぐらいやることもあります。多読となると、暇さえあればしているので、長い時は何時間もするし、こまぎれにやったりもします。

 

なぜ精読と多読を組み合わせてやるといいのかというと、私が実感している効果を例にあげましょう。

 

精読で(単語帳で)習った単語で、「absorb」吸収するという単語がありました。

もちろん最初習うときはCDについてリピートしたり、例文を読んだり、練習帳に書き練習したりしていました。

でも、恐らくそれだけじゃすぐ忘れてしまうと思います。

 

多読でいつも見ている美容に関する動画の中で、基礎化粧のステップで、「肌に美容液の成分を吸収させる」という意味でabsorbが出てきました。

 

一番最初は「あっこれ習った!」、続いて記憶を辿ると「確か吸収するって意味だったっけ」、それから、映像とジェスチャーと音声を同時に見て聞くことで、より意味を実感し、理解が深まるのを感じました。自分の中でその言葉の意味に対する納得感がすごくありました。

(すべてが1秒間の出来事です)

 

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その後、もう一度その単語を単語帳で確かめました。もうこれでこの言葉は忘れないと確信しました。ラッキーなことに、たまたま友達と話すときに使う機会があったので、もうこれで完全に私のものになったと言えると思います。

「absorb」に関して、発音、スペル、意味、記憶、使い方、すべてクリアできたというわけです。

 

精読では、発音、スペルと意味をクリアし、多読によって記憶と使い方をクリアできました。さらに言うと、実際使うことによって、よりいっそう身につくことができます。

 

無理なく、楽しみながら語学力を高めたいのであれば、ぜひ精読と多読を組み合わせて、日々の取り組みに組み込んでみてください。どなたでもその楽しさと効果を実感できることでしょう。

 

 

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Trilin

 

 

英語は英語で学んだほうがいいってホント?

よく「外国語を習うのにその言語で覚えたほうがいい」というアドバイスを耳にします。

果たしてそれは本当でしょうか。

 

私の経験からすると、それは本当でもあり、嘘でもあると思います。

 

どういうことかというと、その学習者の状況や目的によるからです。

 

 

「本当」の場合、つまり「その言語で学ぶ」場合について、有効なのは次の状況かなと思っています。

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・赤ちゃん/子供:絵や動作などで意味が分かるような言葉や、歌やチャンツなどのリズミカルなものが有効的だと考えられます。視聴覚教育とも呼ばれています。

・大人であれば、ある程度その言語の基本が身についている人。基本的な文法やボキャブラリーがすでに習得している人。

・インプット量をこなす必要がある場合。

母語にない概念や文化を学ぶ場合。

 

 

 

では、「嘘」の場合、つまり、「母語を介して学ぶ」場合はどんな状況しょうか。

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・効率的に学びたい場合

・通訳翻訳を目的に習う場合

・抽象的な概念を学ぶ場合(母語で理解できる内容に限る)

・正確に理解したい場合

 

 

 では、その言語のままで学ぶとどんなメリットやデメリットがあるかを見ていきましょう。

その言語で学ぶ場合、母語を介さないので、いったん覚えてしまえば、瞬発力につながるのです。というのは、頭の中でいちいち訳す作業が省かれるからです。

それは赤ちゃんが母語を覚えるのに近い感覚です。

 

ただ、母語を介さない学び方だと、理解を確かめる手段が限られてしまうので、間違った意味で覚える可能性もあります。

 

例えば、「sunny」を学ぶのにこの写真を使ったとします。

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まったく英語がわからない人だと、「晴れ」だと思う人もいれば、「空」だと思う人もいるかもしれないし、「まぶしい」と思う人もいるかもしれません。

 

もちろん、これはシンプルな例なので、下の方法でも解決できると思います。

この四つの写真を一緒に並べることで、「あっお天気の話ね!」とピンとくる人は多いのではないかと思います。

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より抽象的な概念や複雑な内容になると、誤解を招きかねないので、一度母語で確かめたほうが確実だと思います。

 

また、母語を使ったほうが効率がいい時があります。

上の例で言うと、母語を使えば一発で正確に理解できますよね。

 

でも、母語を使わないで学んだほうがいい場合もあります。

それは、母語にない概念やもの、文化的な内容を覚えるときです。

 

例えば、私が日本語を習った時の話ですが、

「うれしい」も「楽しい」も中国語だと区別がつかないのです。

 

そこで、「プレゼントをもらった時」は「うれしい」と覚えて、

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「遊園地に行ったとき」は「楽しい」と覚えました。

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ちなみに、中国語だとどちらも「好开心」といいます。

 

他にもたくさん例をあげられると思いますが、私なりに出した結論はこれです。

 

直観的に学べるものは母語を介さなくてもいいと思います。

ある程度その言語の基礎ができたら、母語を介さないほうが瞬発力につながると思います。

しかし、正確に理解したい、特に抽象的な概念や複雑な内容に関しては、一度母語で確かめることをお勧めします。

 

また、その言語が持つ独特な概念に関しては、母語に訳してもわからない場合があるので、イメージや感覚で意味をつかめてみましょう。

 

結局のところ、母語を介しても介さなくても、意味を正確に理解することが目的なのです。頑なに一つの方法にこだわることはないと思います。必要に応じて、母語の力を借りつつ、学びたい言語にたくさん触れることが肝心ではないかと思います。

 

 

ご参考になればうれしいです♡

 

仲間外れの日本語?

どういうことかというと、今日のテーマは「語順」です。

 

ご存知の通り、英語の語順はSVO、つまり、

主語→述語(動詞)→目的語 となっています。

 

これは中国語の場合も同じです。

 

例えば、「愛してる」を英語で言うと、

I love you.

 

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中国語の場合は

我 爱 你 (ウォー アイ ニー)

となります。

 

つまり、

I→我(わたし)

love→爱(愛する)

you→你(あなた)

です。

 

これはヨーロッパのほとんどの言語も同じらしいです。(私は話せないので、はっきりわかりませんが、、)

 

 

日本語SOVなので、系統が異なります。

 

でもご安心ください!

だからと言って、日本語は決して孤立した言語ではありませんよ!

 

では、日本語の仲間の言語たちをご紹介します。

 

まず一番の親友は韓国語と言えるでしょう。

語順が同じなだけでなく、他の文法要素もかなり近いらしいです。(私は話せませんが、、)

似ている言葉もたくさんあるようですね。(多くは漢字の音読みに当たるものらしいです)

 

続いて、モンゴル語を挙げられます。

文法はかなり近いそうです。

モンゴル出身のお相撲さんがみんな日本語堪能なのは納得ですね!

むしろ、モンゴル語のほうが発音がずっと難しいから、日本語で話すほうが楽という話を耳にしたくらいです。

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それから、トルコ語ハンガリー語ウズベクも語順が同じらしいですよ。

 

ある調査によると、言語の数でいうと、日本語を代表とするSOVは世界言語の中で約半分を占めているそうです。

ただ、使われている国家の数や、人口というと、英語や中国語といったSVOが主流のようですね。

 

なので、日本語を母語とする人は、英語より韓国語などのSOV言語のほうが習得しやすいはずです。

 

でもどの言語にしても、外国語をものにするには努力が欠かせないものです。

そういう意味では、語順も何も関係ないかもしれませんね。

 

 

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何をもって語学力があるって言えるの?

語学力があるとか、高いとかって、何を基準に言えるでしょうか。

発音?ボキャブラリー?リスニング?スピーキング?…

 

この質問に対して、私なりに考えてみました。

 

まず、ご存知の方も多いかと思いますが、語学力の基本として、以下の4技法があります。

・聞く(リスニング)

・話す(スピーキング)

・読む(リーディング)

・書く(ライティング)

 

でも、もっと細かく見ていくと、

聞く話すために、発音が関わってきます。

また、すべての技法に文法語彙も関わってきます。

 

でもそれだけでしょうか。

会話するには、さらに理解力瞬発力が欠かせません。

また、スピーチしたり、プレゼンスしたりすると表現力も必要になってきます。

フリートークとなると、知識コミュニケーション力がとても大事になってきます。

 

さらに、ナチュラルで、ネイティブらしく話せたらうれしいものですよね。

 

メールや文書を書いたりすると、文法はさることながら、構文文章の組み立て方にも気を遣うものです。

 

これらすべてが語学力を判断する材料になるのではないかなと思います。

 

では各要素について、今後もっと詳しくお話していきます。

そして、それぞれの学習方法や上達法もシェアしていきたいと思っています。

 

 

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